第159回国会 厚生労働委員会 第10号(平成16年4月9日(金曜日)) 抜粋 案件: 政府参考人出頭要求に関する件 国民年金法等の一部を改正する法律案(内閣提出第三〇号) 年金積立金管理運用独立行政法人法案(内閣提出第三一号) 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第三二号) 高齢期等において国民が安心して暮らすことのできる社会を実現するための公的年金制度の抜本的改革を推進する法律案(古川元久君外五名提出、衆法第二七号) 年金福祉施設の建設と運営に関する予備的調査についての報告
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
ただいまイラクで人質となっておられるという報道のある三人の若者の命について、冒頭小泉首相に一言お願い申し上げます。昨年の十一月の末に二人の優秀な外交官がいわば犠牲となって亡くなられました。今首相からの一言、ぜひとも、絶対にこの三名の若者の命を、何があっても犠牲にしないという御決意を、一言冒頭にお願いします。
○小泉内閣総理大臣 三名の無事救出に向けて、政府を挙げて全力で取り組んでいきたいと思います。
○阿部委員 では、引き続いて質問に入らせていただきます。
小泉首相のお手元にも既にお渡ししてある資料でございますが、また、皆さんにもお手元に配付させていただきましたが、いわゆる国民年金の第一号被保険者の就業状況の変化というグラフがございます。
国民年金は、一九六一年、昭和三十六年、皆年金という理念に燃えて発足いたしまして、一九八五年にいわば基礎年金部分を厚生年金と合わせて、皆年金にさらに一歩進めるということで進んでまいりました。
しかし、今お手元に配らせていただきましたこのグラフにございますように、平成七年から平成十三年度にかけて、これ以前は統計がございませんが、既にそもそもの発足当時の、自営業あるいは農業者、あるいはその妻である方たちの比率は、平成十三年度でいえば、三〇%を欠けて、かわってふえております方々が、常用雇用で厚生年金にお入りのない方、あるいはパートの方、あるいは無業の方、これが七割となっております。
国民年金の論議に際しまして、自営業の所得の捕捉云々が言われます以前に、まず国民年金の実際の加入者がこのような図であるということについて、小泉首相の御所見を伺います。
○小泉内閣総理大臣 時代が変わると、やっぱり人々の考え方も変わるし、就業形態も変わる。確かに、かつて我々が子供のころ、パートとかいう言葉も全くありませんでしたし、当時はやはり自営業でも農業に従事したり、あるいは漁業に従事したりする方が多かった。コンビニなんという言葉も全くありませんでしたし、地元の商店の方々もこのような時代になると四、五十年前思った方は少ないんじゃないでしょうか。いわば時代の変化によって、いろいろな態様の仕事が出てきますし、就業形態も変わってくる、そういうことをこの表はあらわしているのではないか。だからこそ、年金についても難しい点は、それぞれの職業によって給料も違う、それをどうやって一つの基準に合わせて基本的な保険料と基本的な給付を国民の協力をいただくかということについて難しさがあるのだと思います。
こういう就業形態の変遷、この時代の変化に合わせてやはり年金も変えていかなきゃならないのは、私は、この表がよくあらわしているのではないかと思っております。
○阿部委員 そうした御認識に立った上で、やはり一元化問題並びに現在無業の方の割合の多さ、この方たちに一万六千九百円をこれから求め続けていくということの現実的な可能性のなさ等も勘案していただきまして、現在民主党の皆さんも対案がございます、ぜひ本質的な論議が党派を超えて行われますことを私からお願いいたしまして、質問とさせていただきます。
○衛藤委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
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