対談!に近藤昭一さんとの対談を掲載しました(2014/1/9)
活動報告に2014年3月分までを掲載しました(2014/4/18)

2014/4/11 カエルニュース第408号

★☆ 異議あり、反省と安全確認なしの原子力協定 ☆★


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1.何が異常なのか
 4月4日の衆議院本会議では、UAE(アラブ首長国連邦)並びにトルコとの原子力協定が自・公・民の賛成多数で可決、これによって参議院での賛否にかかわらず、この協定は国会承認が約束される。即ちUAEやトルコへの原発輸出も可能となる道が開かれた。
 実はこれまで福島原発事故後もベトナムやヨルダンとの原子力協定が結ばれているが、ベトナムへの輸出は諸事情で事業者やサイトも未だ決まらず、ヨルダンはロシアが受注をしたので日本の原発が輸出という現実的段取りを踏むのは今回のトルコが初めてとなる。
 原子力協定自体は1955年の日米間の研究協定に始まり、原子力安全の強化や核拡散防止を目的とする現行のような協定がこれまでも十数か国と結ばれてきたが、今回は安倍総理のトップセールスの下に具体的事業計画、即ちトルコで三菱重工と仏アレバ社による企業連合が選定される等、明らかに個別輸出案件の存在を前提とした協定が結ばれたのである。
 福島第一原発事故があっても日本の原発は世界一安全と豪語する安倍総理の足下では汚染水問題が拡大し、放射能で汚染された故郷に無理矢理帰還させようとしても生活の基盤を失った被災者の帰る に帰れぬ現実がそこにある。
 そもそも事故の原因すら明らかでなく、健康被害はないと結論づけても次々と子どもの甲状腺ガンが発見されている。そんな状況の中で、この協定は良識と常識を持った人ならば当然思いとどまるはずのもの、しかしそれが自・公・民三党の大政翼賛状態で可決されていくことこそ異様であり、異常ではないか。

2.マスメディアは何を報道したか
 この異常な事態にマスメディアが追ったものは、自民党・民主党の造反議員が議場を退出する姿であり、この協定の持つ問題点を指摘したメディアは極めて少ない。
 どの議員が協定に反対し、そのことに党はどう対応するのかは興味本位でわかり易いが、それが本質的な問題ではないはずである。同時に造反する議員一人一人をあぶり出し、査問や処分をちらつかせる自民・民主の執行部の姿は民主主義を謳いながら強権的な党運営をしている政党の姿を余すところなく国民に示すことにもなった。
 与野党の第一党がそうした愚挙に出るのなら、この国の政党政治は既に第二次世界大戦に向かう時代と同じように内側から崩壊していくのだろう。

3.問われるべき政策的課題は?
 原発輸出以前にそもそも事故当事国として何をなすべきかは政治の倫理性と深く関係している。
 真摯な事故原因の究明はその第一である。しかし日本では、せっかく政府事故調や立法府で初めてとなる国会事故調を設置し調査報告書も出したにもかかわらず、その後継組織を作ろうとせず、事故原因の究明は中途半端なままに放置されている。IAEA(国際原子力機関)の福島第一原発事故に関する包括的報告書もまだ出されていない中(2014年内公表予定)で、何故前のめりに輸出を急ぐのか、国際的非常識である。
 そして日本政府はもちろんのことIAEAの結論でも原子力の規制と推進の分離は安全性の第一の前提となるはずである。日本では、福島事故の教訓として経済産業省にあった原子力安全・保安院を廃止して新たに独立性の高い原子力規制委員会を設置した。しかしトルコでは規制と推進は同一機関が担っている。果して輸出相手国としてふさわしいかどうかは自ずとわかる。ましてトルコは地震多発国、さらに活断層などの調査は信頼性の疑われる日本原電に委託して報告書が非公表、果してこれで安全確認体制は万全と胸をはれるのだろうか?
 加えて輸出に際するJBICからの融資協力やNEXIによる保貿易保険付保の前提として安全確認を担っていた保安院は既にない。後継とされる原子力規制委員会は責任を逃れたいためか、この役割を回避しようとしている。結局誰も責任を持たない体制で、原発関連企業の利益追求と、或いは安倍総理の成長戦略の目玉として「原発」が輸出されていく。

4.最大の懸念は核拡散
 この二つの原子力協定の内、とりわけ問題となるのがトルコとの協定である。現行のような二国間協定がこれまで既に12ヶ国と結ばれてきた中で、唯一トルコに対してのみ再処理が出来る余地を残した内容となっているのである。
 再処理とは即ち使用済燃料からプルトニウムを取り出す作業であるが、プルトニウムは核兵器の材料にもなり得るため、NPT(核拡散防止条約)体制下では基本的には制限を受けた行為である。
 政治情勢の不穏な中東に核拡散の芽を作ることが何を意味するのか、世界平和にとって大きなリスク要因となるのは目に見えている。あまりにも愚かな協定であり、実際に輸出が行なわれることのないよう、これからも問題点を指摘し続けて反対の動きを強めていきたい。

2014年4月11日

          衆議院議員・阿部 知子



(過去の内容は、「まぐまぐ」を利用したメールマガジンのページでご覧になれます)




      あべともこ最近の行動


3月12日(水)「ドイツにおけるエネルギーシフト」視察プログラム((フリードリヒ・エーベルト財団招聘)に参加。ドイツ社民党本部Willy-Brand-Haus前にて


3月19日(水) 原発ゼロの会による国会エネルギー調査会(準備会)でエネルギー基本計画の問題を追及


3月21日(金) フォーラム21湘南主催講演会で野中広務・元内閣官房長官、近藤昭一衆議院議員と鼎談

      
              
 

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◇超党派「原発ゼロの会」ブログ


地元でのイベントです。お運びください!

◆フォーラム21湘南 連続講演会 第15弾

「再び戦争を選ばないために」〜今、歴史から学ぶべきこと

6月15日(日) 13:00〜15:00
藤沢商工会館:ミナパーク(多目的ホール)

講演:加藤陽子さん(歴史学者・東大教授/日本近現代史専攻)
対談:加藤陽子さん+あべともこ

入場料:1,000円(前売り 800円、高校生以下無料)
*託児あり(予約制)

詳細はこちら(表面)
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4月15日(火)築地市場コース
参加費:2,000円

5月16日(金)皇居二の丸庭園散策と三の丸尚蔵館コース
参加費:2,000円

5月29日(木)造幣局(東京支局)コース
参加費:2,000円

*集合場所は、寒川、大庭、藤沢の3カ所です。
*午前中に上記を見学後、午後に国会見学となります。
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2月6日(木)「子宮頸がんワクチン」推奨再開に反対する院内集会で挨拶

1月29日(水) 原発ゼロの会による「エネルギー基本計画への提言」発表記者会見

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