2020/12/12

<情報共有>福島第一原発事故作業員の被ばく労災は9年で6件

<情報共有>福島第一原発事故作業員の被ばく労災は9年で6件

 

福島第一原発(1F)の事故処理に伴う被ばく労働問題に取り組む諸団体に協力し、阿部とも子は関係省庁および東電から、被ばく軽減に資する情報を収集してきました。

 

10月2日の会合では、厚労省は1F作業員たちの労働災害について、令和元年(2019年度)に、申請は35件(うち5件が被ばくによる疾病)、認定は29件だったと回答しました。

そこで、1F事故のあった平成23年(2011年)から前年度までの各件数も尋ねた結果は、以下の通りです。

合計すると、労災申請は計309件、認定は272件。そのうち、放射線被ばくによる労災申請は30件で、認定はわずか6件にとどまっていることが分かりました。情報共有します。

1F労災データ.jpg

被ばく労働20201002.jpg

 

【写真】10月2日、被ばく労働問題に取り組む諸団体(原子力資料情報室、ヒバク反対キャンペーン、原水爆禁止日本国民会議、アジア太平洋資料センター(PARC)、全国労働安全衛生センター連絡会議、原発関連労働者ユニオン)と関係省庁との会合で挨拶をした阿部とも子