人権無視の刑務所 人権確立、医療体制の整備が必要 予算委員会(2003/02/18,21) 名古屋刑務所で相次いだ刑務官(看守)による暴行・死亡事件は、首謀者である刑務官の逮捕、起訴、さらには法務省幹部の処分にまで発展しました。
この問題の異常さは、刑務官の言うことをきかないというだけで革手錠をはめ、暴行(尻に消防ホースで放水など)を行い死亡させたことにあります。
しかも、国会などで表沙汰になるまで、隠し続けました。
一連の事件が明るみに出たのは、昨年9月に日常化している暴行を弁護士会に告発していた受刑者が暴行のために入院したことです。
この事件を契機に一昨年12月(最初は自傷と発表していた。
2月に消防ホースで放水死させたことを公表)の事件、昨年5月の暴行死事件が明らかになりました。
1年近くたってから検察による司法解剖結果が出るなど不自然なことばかり。このため政府の答弁もちぐはぐ、ごまかしの連続でした。
昨年11月29日の法務厚生労働連合審査で、阿部とも子の質問に対して森山法務大臣は「検察、矯正局、人権擁護局で捜査をしている。
全容が分かり次第報告する」と答弁していたにもかかわらず、2月に刑務官逮捕後の記者会見で「初めて聞いた」などと発言したのです。
2月21日の予算委員会では、こうした政府答弁の矛盾点を指摘、他の野党委員とともに森山法相の辞任を求めました。
一連の名古屋刑務所の事件については、責任の所在を明らかにする必要があります。
同時に革手錠などの禁止など刑務所内の人権の確立、医療体制の整備などが求められます。
●第156回国会 予算委員会 第13号(2003/02/18) 抜粋
●第156回国会 予算委員会 第16号(2003/02/21) 抜粋
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